妊娠中にご記入いただいたバースプランをもとに、ご希望に添えるよう産科スタッフで検討し対応させていただきます。
陣痛期をより快適に、リラックスして分娩に望めるようアロマセラピー芳香、CDでの音楽鑑賞、アクティブチェアー・各種クッションなどのご使用が可能です。さらにLDRには多彩照明システムを完備していますのでお好みの色照明で過ごすことができます。
また、産後のアロマオイルトリートメントやヘアケアサービス、当院専属の管理栄養士による美味しく、栄養バランスの整ったお食事で産後の入院生活をより快適にお過ごしいただけます
24時間経験豊富な産科医が常駐しています。ベテラン助産師が多数いるため、専門知識をもってお母さんに寄り添い、安全で満足できる分娩を目指します。
当院では陣痛から分娩、回復期までを一つのお部屋で過ごして頂けるLDR室と分娩室を完備しております。
通常緊急の際には常勤の麻酔科医による帝王切開など安全な手術が施行できます。また夜間、休日も即時対応できる体制が整っています。
新生児科医師による新生児診察を行っております。また東京女子医大東医療センター新生児科と連携し、必要時や緊急時の新生児搬送を速やかに行える体制が整っています。
2週間検診(無料)と助産師による相談を行い、赤ちゃんとお母さんを産後もサポートします。
お産の痛みは多くの女性にとって生涯で経験する最も強い痛みです。当院ではこの痛みを和らげる分娩方法の一つとして無痛分娩を行っております。
無痛分娩では陣痛の痛みに対する不安を和らげリラックスしてお産に臨むことができること、お母さんの体力の消耗を抑えられること、お産の進行をスムーズにすること等が期待されます。
分娩予定日が決まり当院で無痛分娩をご希望の方はお早めに産科医師にご相談ください。
ご希望の方すべてに無痛分娩を提供できる体制を整えたいところですが、現状では数を限らせて頂いております。
『無痛』というと完全に痛みがなくなるように思われるかもしれませんが、実際には感覚を全てなくすのではなく、麻酔を用いて耐えられる陣痛になるよう痛みをコントロールしていきます。当院では硬膜外麻酔という麻酔方法を用いて無痛分娩を行っています。
お産の進み具合、お母さんの様子、赤ちゃんの様子を見ながら麻酔を調節していきます。同じように麻酔をしても「麻酔の効き具合」「痛みの感じ方」には個人差があり、ほとんど痛みを感じない場合もあれば、思っていたほど痛みが楽にならない場合もあります。しかし痛みを全くなくそうとすると麻酔薬の使用量が増えてしまい、副作用が出る可能性が高まります。無痛分娩は痛みが完全になくなるわけではないことをご理解ください。
また、無痛分娩は十分な安全管理体制のもとに行われるべき医療行為であるため、通常のお産とは体制が異なります。パンフレットに記載してあるように麻酔に伴う副作用/合併症が出現する可能性がゼロではありません。お母さん、赤ちゃん共に継続的なモニター管理とそれを監視するスタッフが必要となるため、当院では平日日中での計画的無痛分娩を原則としております。夜間、休日での無痛分娩は対応しておりませんのでご了承下さい
当院では常勤の麻酔科専門医と産婦人科専門医が無痛分娩を担当しております。
・34週頃、医師から無痛分娩および麻酔の説明があります。
※日程が決定した後でもその後の所見によっては、より安全でスムーズなお産のために予定の変更をご提案することがあります。
・計画的無痛分娩予定日の前日または前々日にご入院頂き、必要に応じて子宮口を開大させる処置を行います。この日、麻酔薬は使用しないため普通にお過ごしいただきます。
・当日の朝から胎児心拍モニターや血圧計等のモニターを装着し点滴による補液及び陣痛促進剤の投与を開始します。
・その後、硬膜外カテーテルを挿入します。
・痛みが出てきたら麻酔を開始します。硬膜外麻酔開始後20分程度経過してから麻酔効果が現れます。30分後に担当医が麻酔効果の確認をします。その後持続的に麻酔薬が一定量投与されますが、新たに痛みが出現してきた際は分娩進行と麻酔効果を確認しながら麻酔薬を追加します。
・麻酔開始後は
○定期的に担当医と担当助産師が麻酔の効果確認および診察を行います。
○血圧を頻回に測定し、酸素のモニターおよび胎児心拍モニターを継続的に装着します。
○ベッド上でお過ごし頂きます。運動神経に麻酔が作用すると足に力が入りにくくなり転倒の可能性があるためです。
○食事は取れませんが、水分(経口補水液、スポーツドリンク、水、お茶)は摂取していただけます。麻酔中に限らず陣痛がきている妊婦さんは胃腸の動きがにぶくなっており、嘔吐した際に誤嚥の危険が高くなるためです。点滴で水分補給をします。
○尿意がなくなることがあるため、定期的に細く柔らかい管で尿をとります。(導尿)
※経過中、気になることや症状の変化があったときは遠慮なくお申し出ください。
・さて、分娩です。麻酔効果が十分で痛みがない場合でも「お腹が張っている感じ」は分かることが多いです。痛みがないため、いきむタイミングがわからない、上手くいきめないなどの状況もあるかと思いますが、医師、助産師がお手伝いいたします。
硬膜外麻酔は分娩時の傷の縫合時にも有効です。痛みを感じることなく傷の処置ができます。
・傷の処置が終わり、産後の出血や傷の状況に異常がなければ硬膜外カテーテルを抜去します。
・硬膜外麻酔の効果がなくなると傷の痛みや後陣痛の痛みを感じるようになります。通常の痛み止めで対応します。
① 点滴を確保します。
② ベッドの上で横向きになり、膝を抱えるように丸くなります。
③ 背中の消毒をします。
④ カテーテルを留置する場所の皮膚に局所麻酔の注射をします。
⑤ カテーテルを通すための細い針を挿入します。
⑥ 針が適切な位置にあることを確認し、カテーテルを挿入します。
⑦ カテーテルが入ったら、細い針は抜きます。
⑧ カテーテルの位置が正しいことを確認するために少量の麻酔薬を注入し安全を確認し終了です。
⑨ 背中にテープでカテーテルを貼り付け、首の横から注入口が出るようにします。
⑩ カテーテルの固定終了後、ベッド上でお好きな姿勢で過ごして頂きます。 当院では2014年から無痛分娩を行っております。下記は過去5年間の無痛分娩数になります。 急変時の体制:必要時は高度医療機関(日本医科大学附属病院)へ搬送 <2022年度> 当院では妊婦様やご家族様が安心して無痛分娩をご希望いただけるように
「無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)」に登録・承認された情報を公開しております。
(最終更新日:2023年8月25日)
妊娠23週6日までに、ご予約ください。
TEL
03-5850-0303
※感染防止対策のため当面の間、見学は中止とさせて頂いております。
当院のお産の特徴
満足のいく分娩
リラックスした分娩:お母さんを癒す心のこもったサービス
充実したスタッフ体制
安心の分娩設備
常勤の麻酔科医が対応
新生児専門医による診察/NICU(新生児集中治療)との連携
産後のサポート
無痛分娩
無痛分娩のご案内
無痛分娩の流れ
※硬膜外カテーテル留置手順
当院の無痛分娩の実績
経産婦
初産婦
無痛分娩総数
2018年
52
47
99
2019年
63
47
110
2020年
107
84
191
2021年
160
131
291
2022年
154
122
276
分娩に関連した急変時の体制
無痛分娩に関わるシミュレーション研修一覧
2022年5月 グレードA振り返り
2022年5月 無痛分娩急変時の対応
2022年7月 グレードA
2022年8月 グレードA
2022年9月 双胎帝王切開術について
2022年10月 グレードA
<2023年度>
2023年1月 HDPの分娩
2023年4月 グレードA
2023年4月 分娩後の多量出血
2023年6月 陣痛室での分娩対応
2023年9月 グレードA
無痛分娩に関する情報公開
日本産科麻酔学会Q&Aサイト
分娩予約
他院からの紹介・里帰り分娩希望の方は、23週6日までにご来院いただき、ご予約をお取りください。
※上記までにご来院できない場合は、お電話にてご相談ください。
当院へのお戻りは32週までにお願い致します。
※満床のときはご予約がお取りできなくなる可能性がございます。お早目のご連絡、ご予約をお願い致します。
診療予約
受付時間
問診票
初診の方は問診票をご記入の上、ご持参いただくと受付がスムーズです
分娩費用
産科料金表 2023.4~
フロア
病室タイプ
料金
出産一時金(50万円)
ご利用の場合の自己負担額
3階
A個室(シャワー・トイレ付)
約61万円
約11万円
B個室(トイレ付)
約58万円
約8万円
4階
個室(トイレ付)
約55万円
約5万円
4床室(トイレ共用、家具調パーテーション)
約50万5千円
約5千円
面会のご案内
産科病棟見学のご案内
気軽にお問い合わせください。
妊婦健診はお近くの提携先医療機関で、分娩は当院で行うものです。
①カルテ作成の為、妊娠12週までに当院を受診して下さい。(要予約)
②分娩予約を承ります。(23週6日まで)
③妊娠25週、35周頃に助産師外来及び医師の診察を受けて頂きます。
④妊娠37週以降は、当院で妊婦健診・分娩となります。
※帝王切開、自己血貯血が必要な方、無痛分娩を予約された方は34周以降となります。
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